Shopify (ショッピファイ)とは?注目・支持される優位性を解説!
2017年に日本法人が設立され本格的に参入した shopify (ショッピファイ)ですが、数多くあるネットショップ・ECサイト作成サービスが混在する中、なぜ shopify (ショッピファイ)が支持されるのか。
多くの言語や通貨に対応し、市場を世界に広げる事が出来るのはもちろん、様々な優位性が shopify (ショッピファイ)にはあります。
今回はネットショップ・ECサイト作成サービス『 shopify 』の優位性について触れていこうと思います。
shopify (ショッピファイ)がネットショップ・ECサイト作成サービスで選ばれる優位性について
(1)【オフィシャルサイト】独自ドメインで早く作れるネットショップ・ECサイト
ネットショップ・ECサイトを作成するにあたってまず重要となるオンライン上の住所ともいえる「ドメイン」
このドメインを shopify (ショッピファイ)では簡単に取得する事ができます。
デフォルトの状態では「○○.myshopify.com」のようなドメインとなっていますが、購入する事で「○○.myshopify.com」ではない完全に自社独自のドメインを設定する事ができます。
完全に独自のドメインを取得する事で自社のオリジナルネットショップ・ECサイトといったイメージを見る側に与える事が出来ます。
モールなどでは存在や認知度が薄れてしまい、差別化されにくい世界観のある商品を販売する上で、完全に独自のドメイン取得が簡単にできる点はshopify(ショッピファイ)の優位性といえるでしょう。
(2)【利便性】 shopify は利用者が多く、使いやすい管理画面で最高峰のセキュリティ対策
次にセキュリティ対策でみる shopify (ショッピファイ)の利便性です。
ネットショップ・ECサイトは利用者の名前や住所、更にはクレジットカード情報など非常に多くの個人情報を取り扱います。
利用者が多ければその分情報量も多くなり、個人情報を抜き取るといった悪質なサイバー攻撃の対象となり得ます。
実際 shopify ではセキュリティ対策をどのようにおこなっているのかを紹介していきます。
・PCI DDSレベル1
shopify は米国PCIデータセキュリティ基準審査議会が制定した国際標準基準※PCI DDS レベル1を取得しており、以下の6項目が施行されています。
・安全なネットワークの構築と維持
・脆弱性管理プログラムの維持
・定期的なネットワークの監視・テスト
・カード保持者のデータの保護
・強固なアクセス制御対策
・情報セキュリティポリシーの維持
※PCI DSSとは(Payment Card Industry Data Security Standard)ペイメントデータセキュリティ基準
VISA、 MasterCard、JCB、American Express、Discoverの5大カードブランドによって 2006年9月に設立された米国PCIデータセキュリティ基準審議会(PCI SSC)が制定した事実上の国際標準基準です。
引用元:『国際マネジメントシステム認証機構』様
・24時間体制での監視・報告
shopify (ショッピファイ)ではネットショップ・ECサイトを運営する側へのセキュリティ対策もあり、サードパーティが開発するアプリ機能を利用すれば、ログインの際2段階認証を必須に設定する事ができます。
管理画面のアクセスにてアクセスの制限もアカウントごとに制限設定ができ、ログイン履歴も保存されます。
ログインができなくなった、管理画面が読み込まれないなどのトラブルにも24時間体制でステータスページにて監視。報告されます。
更に、 shopify がセキュリティのアップデートをおこなった場合、全ての shopify (ショッピファイ)サイトにてそのセキュリティが反映されることもクラウドならではの利便性といえます。
何か不具合やバグが発覚した場合も全世界のホワイトハッカーによりHackerOneへ報告・復旧作業に努めてくれます。
また、こちらも24時間体制でおこなってくれます。
運営側で発見した不具合やバグについてもHackerOneへ報告する事で同様に解決に努めてもらえるので、 shopify (ショッピファイ)を運営・利用者にとって日々セキュリティが向上し、快適に shopify を利用できるようになっています。
(3)【集客性】 Shopify はFacebook,instagram等のSNS連動が容易でSEO対策済み
・オムニチャネルに対応
自社でネットショップ・ECサイトを運営し、モールなどを頼らず集客をおこなう際、集客もおこなわなければなりません。
shopify (ショッピファイ)はオムニチャネルに対応しているので、以下の販売チャンネルと連携させて幅広い媒体からの集客をおこなう事ができます。
【shopifyと連携可能チャンネル】
・オンラインストア
・Google Shopping(グーグルショッピング)
・Instagram(インスタグラム)
・Facebook(フェイスブック)
・Amazon(アマゾン)
・Pinterest(ピンタレスト)
・購入ボタン
また、 shopify (ショッピファイ)のアプリ機能をアドオンする事で上記以外の販売チャンネルとの連携も可能です。
あらゆる角度からユーザーに対してアプローチができるだけでなく、在庫管理も shopify (ショッピファイ)1つで可能な点もshopify(ショッピファイ)の優位性といえます。
・SEO設定が可能
shopify (ショッピファイ)では他のネットショップ・ECサイトにはないSEO設定が簡単な編集で可能となっています。
【 shopify で可能なSEO設定】
1.ストア全体
・タイトル
・ディスクリプション(商品説明)
2.コンテンツ(商品・コレクション・ブログ)
・タイトル
・ディスクリプション(商品説明)
・URL
・画像のalt属性
更にサイトのインデックス状況、ページスピードやエラーチェックなどを最適化にするshopify(ショッピファイ)のアプリ機能(有料)を利用する事でより質の高いSEO対策をおこなうこともできます。
shopify (ショッピファイ)は『ネットショップ・ECサイトの運営を支援する』という名の下、ネットショップ・ECサイトを運営する側が快適に集客も出来るようなサービスとなっています。
(4)【格安】 Shopify は運用コスト、手数料が安い
shopify の優位性を語る上で外せないのが、企業として重要となるコストの面です。
運用コストや手数料が安いことも支持される要因の一つですが、実際にどんなプラン、料金体系なのかをみていきます。
・ shopify (ショッピファイ)の提供するプラン
shopify (ショッピファイ)には「ライト」「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」「プラス」の5プランが設けられています。
各プランの詳細をみてみましょう。
・各プランの詳細
ライト | ベーシック | スタンダード | プレミアム | プラス | |
月額費用 | 9ドル(985円) | 29ドル(3,185円) | 79ドル(8,685円) | 299ドル(32,865円) | 2,000ドル(219,850円) |
国内発行 カード手数料 |
3.4% | 3.4% | 3.3% | 3.25% | 3.15% |
海外発行 カード手数料 |
3.9% | 3.9% | 3.95% | 3.8% | 3.75% |
shopifyPayment 利用時の取引手数料 |
0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
shopifyPayment 不使用時の追加料金 |
2.0% | 2.0% | 1.0% | 0.5% | 0.15% |
スタッフ アカウント数 |
1 | 2 | 5 | 15 | 無制限 |
|
カートボタン機能のみ | ネットショップ・ECサイトとしての基本機能 | ・複数人で管理画面の操作 ・分析レポート機能 |
・手数料が安い ・高分析レポート機能 |
・プロモーションの自動表示 ・1契約で10サイト開設可能 ・チェックアウト画面をカスタマイズ |
※2021年4月時点の円換算
・ライトプラン(9ドル/月)
このプランではネットショップを構築することはできません。
ライトプランでは購入ボタンの機能を利用することができるので、既存のWEBサイトやSNSに販売機能を追加するということになります。
shopify (ショッピファイ)を利用してネットショップ・ECサイトを開設するというより、shopify(ショッピファイ)の提供する販売機能を利用するといったイメージです。
shopify (ショッピファイ)のオフィシャルではこのライトプランを「小規模な事業者さまや個人ストアにおすすめ」としています。
・ベーシックプラン(29ドル/月)
このプランではネットショップを構築することができます。
販売チャネル追加機能や不正解析、133の通貨で販売、最大5の言語にも対応出来るので、shopify(ショッピファイ)の際立つ機能が利用できるといえます。
スタッフアカウント数が2つもうけられているので、少人数で運営したいといった方におすすめのプランです。
・スタンダードプラン(79ドル/月)
ベーシックプランにはなかったプロフェッショナルレポート機能を利用する事ができます。
このプロフェッショナル機能を利用する事で特定の商品の販売を確認して、消費者の購入傾向に基づいてネットショップを整理することができます。
また、商品の販売追跡、物品税の徴収状況を確認する事ができます。
その他海外ドメイン(国別ドメインを)を設定して、国別のSEO対策をする事もできます。
スタッフアカウント数も5つと、本格的に世界を市場にする上で非常に利便性の強いプランといえます。
・プレミアムプラン(299ドル/月)
プレミアムプランの特徴として、レポート機能を更にカスタマイズするカスタムレポートビルダーを利用することができます。
この機能はレポート内容を絞り込み、編集することで新しい、そしてより正確なレポートを実現できます。
また、プレミアムプランの他特徴として、スタンダードプランになかった国際価格の機能を利用して、国や地域別で異なる価格設定をおこなうことができます。
その他、チェックアウト時に自分のアカウントまたは外部アプリで計算された料金を表示する外部サービスの計算済み配送料の機能、スタッフアカウント数も15とスタンダードプランの3倍となり、収益性の高い大規模な販売をおこなう方におすすめのプランです。
・プラスプラン(2000ドル/月)
shopify の提供するプランで最も高額なプランとなっています。
このプランは取引量が非常に多い大企業に向いているプランです。
1契約で最大10サイトのネットショップが無料で開設可能。
スタッフアカウント数は無制限なので大規模なサイトの運営をおこなう際、スタッフが同時にログインし複数の業務を同時に進めるには利用者にとっては非常にメリットとなります。
その他
・事業戦略のアドバイスをshopify(ショッピファイ)専属のエンジニアから受けられる
・別サイトのログイン情報でshopify(ショッピファイ)にログインが出来る
・関連商品をページに表示させられる
以上のような機能がプラスプランでは利用が可能となります。
・D2Cの販売形態に特化している
今回 shopify が多くのネットショップ・ECサイト作成サービスの中でも支持・選ばれる理由としての優位性をご紹介しましたが、いずれもD2C(Direct to Customer)、製造者が消費者へ直接販売をおこなう上で必要な項目を shopify (ショッピファイ)はカバーしてくれているといえます。
これまで製造業者が販売をおこなうにあたって依存していた集客や物流を代行でおこなってもらう手間を省く事で、コストを削減し、収益性があがるだけでなく、製造者が思った通りの商品の世界観や集客、キャンペーンなどがおこなえます。
これによって商品のブランドイメージを崩す事なくターゲットを絞った集客・販売を実現させる事ができます。
shopifyが選ばれる理由は、これからの時代に求められる販売形態、D2Cをおこないネットショップ・ECサイトを運営する側を支援するサービスである。
更に常にアップデートをおこない、運営者はもちろん消費者にとっても常に快適に利用できるといった面にもあるのではないでしょうか。