【ECサイト制作】クラウドソーシングの相場価格は?デメリットやWEB制作会社との比較 | ECサイト制作ネット

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【ECサイト制作】クラウドソーシングの相場価格は?デメリットやWEB制作会社との比較

ECサイト クラウドソーシング

近年、ECサイトのプラットフォームの種類が増え、企業だけではなく個人でも手軽にECサイトを始められるようになりました。

ECサイト制作を外注する場合、選択肢のひとつとなるのがクラウドソーシングです。クラウドソーシングとは、インターネット上で不特定多数の人に仕事を発注する業務形態のこと。

この記事では、ECサイト制作をクラウドソーシングで発注した場合の価格目安やメリット・デメリットを紹介します。また、WEB制作会社に依頼した場合と比較検討します。

(1)クラウドソーシングの2台巨頭について

クラウドソーシング

日本国内にはさまざまなクラウドソーシングサービスがあります。

クラウドソーシングサービスを大きく分類すると、幅広い業務が受発注できる「総合型」と、特定の分野に特化している「特化型」に分けられます。

ここでは統合型クラウドソーシングサービス国内最大手の2社「クラウドワークス」と「ランサーズ」について解説します。

クラウドワークス(CrowdWorks)

クラウドワークスは圧倒的なユーザー数と発注数を誇る、国内最大手のクラウドソーシングサービスです。

2021年3月時点のユーザー数は442万人、クライアント数は72万社。2018年から2019年にかけての発注数は、1年間で570万件に上りました。

内閣府や公的機関も利用しており、実績が多く安心して使用できるサービスといえます。

ランサーズ(Lancers)

ランサーズは2008年12月にリリースされた、日本で最初のクラウドソーシングサービスです。

2019年の発注数は210万件と、クラウドワークスに次いで国内最大級となっています。350種類以上の業種や業務の依頼が発注可能で、個人のフリーランスだけではなく、複数名で働くフリーランスチームも在籍しています。

24時間365日体制でサポート窓口が稼働しており、信頼性の高いクラウドソーシングサービスです。

(2)クラウドソーシングにおけるECサイト制作の価格帯

クラウドソーシングの価格帯

クラウドソーシングサービスで公表されているECサイト制作の価格相場は、5万円から80万円となっています。公表されている価格相場は、クラウドワークスもランサーズもどちらも変わりはありません。

相場価格に大きな幅があるのは、作業内容によって価格が変わるためです。

サイト内のページ数、デザインの作り込み、楽天やAmazonなどの既存のショッピングモールに出品する形なのか、一から自社ECサイトを立ち上げるのか、サイトの種類や機能によって作業量も価格も大きく変わります。

WEB制作会社に依頼した場合の価格帯

WEB制作会社にECサイト制作を依頼した場合、価格の相場は10万円から500万円まで、さまざまです。

同じような作業量でも、クラウドソーシングサービスと比較すると、価格は高くなる傾向があります。また、クラウドソーシングで発注した場合より、納期が長くなることも特徴のひとつです。

また、依頼するWEB制作会社によっては、経済産業省が行っているIT導入補助金が使える場合があります。

IT導入補助金について詳しく知りたい方は、「IT導入補助金を利用のネットショップ|値引率66%のWEB制作方法をご覧ください。

(3)クラウドソーシングのデメリット

クラウドソーシングのメリットとデメリット

クラウドソーシングで発注する場合、人件費のコスト削減専門スキルを外注できるなど、さまざまなメリットがあります。しかし、全てがインターネット上でのやりとりであるため、デメリットも発生します。ここからはクラウドソーシングの発注で起こりやすいデメリットを紹介します。

受注者の見極めが困難

業務を発注する場合は、簡単な自己紹介文やメールのやりとりなどで受注者を選定し、発注に至ります。そのため、納期を守れるのか、コミュニケーションが円滑にすすむかなど、発注前に全てを把握することは困難です。

発注確定後のトラブルを防ぐためにも、受注者の過去の実績や評価を事前にしっかり確認することが大切です。

自社ノウハウの流出の可能性

クラウドソーシングでは、自社のノウハウやレギュレーションを開示して、発注書に落とし込むことが多くあります。そのため、自社の強みでもあるノウハウが、外部に流出する可能性がゼロではありません。

ノウハウの流出を防ぐために、開示する情報を精査したり制限したりすることが必要です。また、ほとんどのクラウドソーシングサービスでは、NDA(秘密保持契約書)を受注者と取り交わすことができるので、NDAを取り入れることも検討しましょう。

(4)ECサイト制作のパッケージに含まれている範囲について

ECサイト カート

ECサイトのパッケージとは、ECサイトを運営するために必要な機能をパッケージングした製品のことです。ECパッケージの内容は、提供するWEB制作会社によっても異なりますが、以下のような機能があげられます。

  • 商品や在庫管理
  • 売上管理
  • 注文管理
  • 顧客管理
  • メール配信などのマーケティング機能
  • 分析機能
  • 外部システムとの連携

ECパッケージの選び方

ECパッケージ製品はさまざまな会社から販売されていますが、それぞれの違いはカスタマイズ性や使い勝手の良さ、サポートの手厚さなどです。

自分のサイトに必要な機能を兼ね備えている、または、あとから追加できるECパッケージを選びましょう。そのためにも、自分のECサイトをどのようなサイトにしたいのか、イメージを固めておくことが大切です。

(5)結果として必要になる制作費用は変わらない?

クラウドソーシングでECサイトを発注する理由のひとつに、コスト削減があげられます。しかし、必ずしもクラウドソーシングが安価になるわけではありません。

ECサイト制作を発注する場合、プロジェクトとしてはWEBの受託契約という形態です。ECサイトに実装する機能やデザインの自由度など、どれくらい作り込むかによって、制作にかかる時間や費用が変わってきます。そのため、作り込みの程度によっては、WEB制作会社に発注する場合とそこまで価格が変わらないケースもあるでしょう。

また、WEB制作会社は、ほとんどの会社で自社のサイトを持っており、会社の情報や連絡先が開示されています。クラウドソーシングのように姿が見えないわけではないので、より安心して依頼することができます。実績や制作例を載せていることも多いため、発注のイメージがつきやいこともメリットです。

どのようなサイトを作るかによって、予算も求めるクオリティも変わってきます。クラウドソーシングとWEB制作会社、どちらも見積もりを取り、制作実績などを確認してから、自分のイメージするECサイトにマッチする方を選択することをおすすめします。

本記事で紹介したサービスのリンクはこちら
クラウドワークス(CrowdWorks)
ランサーズ(Lancers)