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Shopify (ショッピファイ)で導入 サブスク・定期購買機能アプリ4選

Shopify (ショッピファイ)でネットショップ・ECサイトを運営する際、取扱う商品によって必要となるのがサブスク・定期購買機能です。
このサブスク・定期購買機能は、Shopify のデフォルト機能として備わっていないので、アプリで追加導入する必要があります。

追加導入するからにはどのアプリを導入するかの比較・選定が必ず必要となります。
今回はShopifyでサブスク・定期購買機能を最善な方法で導入し、失敗しないために、現行でよく利用されているアプリ4選の比較をおこなっていきます。

Shopify で導入できるサブスク・定期購買機能アプリ比較4選

サブスクとは?

昨今サブスクという言葉を耳にすることはないでしょうか?
サブスクとはサブスクリプションモデルの略で「製品やサービスなどを一定期間利用に対して代金を支払う」という意味です。

馴染みのある言葉だと、携帯電話業界でよく使われる定額制と同じ意味です。
馴染みのあるサービスでいえば、Netflixやhuluのような動画配信サービスではないでしょうか?

月額・年額で定額を支払うことで一定のサービスを受けることができるサブスク・定期購買は、日本でも日用品や食料品など、消費を一定でおこなう商品を中心に徐々に浸透してきています。
近年では高級車などの車や、空いた物件を自由に利用できる賃貸など様々なサブスク・定期購買サービスが出てきています。

このサブスク・定期購買サービスを利用するメリットは何なのでしょうか?
以下にサブスク・定期購買のメリット・デメリットについて解説していきます。

サブスク・定期購買のメリット・デメリットは?

サブスク・定期購買のメリット・デメリットは

メリット

■都度購入に比べて安く利用できる
サブスク・定期購買は一般的に都度購入に比べて安くサービスを利用する事ができ、例えるならお得意様のような感覚を体感することができます。
音楽・動画配信サービスでも定額で非常に豊富な作品・楽曲を無制限で視聴できるので、非常にお得感を感じられます。
また、多くのサブスク・定期購買サービスはお試し期間を設けており、そのサービスが自身に必要なのかを実際にサービスを体感して確認することができます。

■購入手続きの手間が省ける
日用品や食料品など、定期的に購入すると決まっているような商品をサブスク・定期購買で利用すれば、買いに行く、購入手続きをする手間が省けます。
また、買い忘れや必要な時にないといった事態も防ぐ事ができるので、この点もサブスク・定期購買のメリットといえます。

■値段の張るものでも手軽に利用できる
このメリットに関しては、車のサブスク・定期購買を例に出せば解りやすいです。
車を購入する際のオートローンも月額での支払いですが、サブスク・定期購買とは決定的な違いがあります。
それは金利です。サブスク・定期購買には金利がないので、購入よりもお得に値段の張るものを利用できるのがメリットです。

このようにサブスク・定期購買は単なる定額払いではなく、非常に大きなメリットがあるサービスモデルです。
また、サブスク・定期購買はサービスを提供する側にとってもメリットがあり、定額で継続して購入してもらうということは、ネットショップ・ECサイトにおいて安定した売上を立てるためにとても重要な販売方法なのです。

ここまでメリットのあるサブスク・定期購買にデメリットはあるのでしょうか?

デメリット

■いつのまにか固定費が大変なことに…
従来までの生活だと、高価なものを分割払いで。といった固定費が主流でしたが、日用品をはじめ様々なサービスがサブスク・定期購買で利用できるようになりました。
ついつい余計なものまで手を出しすぎて、無駄にサブスク・定期購買による固定費用が嵩んでしまうケースもあるようです。

お試し期間があったりと自身で必要不要を判断できるサービスも多々あるので、本当に定期的に買うべきものなのかを判断し、固定費の見直しも定期的におこなうようにしなければなりません。

以上がサブスク・定期購買のざっくりとした解説になります。
それでは本題であります、Shopifyで導入できるサブスク・定期購買機能のアプリの比較をおこなっていきます。

Shopifyで導入できるアプリ4選

Shopifyで導入できるアプリ4選

今回以下4つのサブスク・定期購買アプリを比較していきます。

定期購買
Bold subscription
PayWhirl Subscription Payments
Subscriptions by ReCharge

まずこの4つのサブスク・定期購買アプリの比較表を作成しましたので御覧ください。
こちらをごご覧いただいた上で、各サブスク・定期購買アプリの紹介をおこなっていきます。

サブスク・定期購買アプリ比較表

サブスク・定期購買アプリ比較表

上記のように各サービス共に大差がないようにみえます。
また、無料トライアルも上記全てのアプリで可能となっており、実際に利用してみることができるので、導入前には必ず確認しておきたいところです。

上記表では大きく差がみられませんが、実際はどうなのか、各サブスク・定期購買アプリを個別で紹介していきます。

①定期購買

定期購買

定期購買アプリは株式会社ハックルベリーが開発したshopify導入アプリでは初のフル日本語対応のサブスク・定期購買アプリです。
設定のサポートも全て日本のカスタマーサポートが対応してくれるので、レスポンスなども早く安心して利用することができます。

■特徴

・柔軟性の高い設定
shopify の11のテーマへのインストール保証がされており、現在対応していないテーマの場合でも問い合わせをすることで直ぐに対応してもらえます。
また、カートでの表示デザインのカスタマイズや、キャンペーンごとの割引、条件付きの割引など柔軟に対応できるのが特徴です。

shopifyのアプリにおいて日本語未対応のモノはまだまだ多く、サブスク・定期購買アプリにおいては唯一の日本語フルサポートですので国内で利用する方にとっては安心です。

■主な機能

・テーマへ定期購買機能のインストール
テーマごとにアプリをインストールできるので、各テーマにあったサブスク・定期購買キャンペーンや見せ方をおこなうことができます。

・定期購買のプラン設定
サブスク・定期購買に適用する商品に制限がなく、販売周期の設定を月1回、月2回などの設定も無制限でおこなえます。

・定期購買の割引設定
サブスク・定期購買を利用する顧客へ段階的な割引や、キャンペーンごとに割引など自由な設定が可能です。
例えば、サブスク・定期購買を2ヶ月周期の場合は5%引き、1ヶ月周期の場合は10%引きなどがおこなえます。

・会員ランク機能
会員ランク機能が利用できるので、個別でのキャンペーンや離脱を避ける為のアプローチをすることができます。

また、同開発会社が提供するアフィリエイトアプリ「集客」と合わせて利用することで顧客の獲得強化も可能になります。

 

■費用

なんと現在(2021年5末)は無料でこのアプリが利用できますが、公式サイトでは今後有料になると記載されています。
月額:49$
取引手数料:1%
無料トライアル:14日間

となるようです。

また、比較表でも確認できますが、今後LP製作機能の導入も予定していると公式サイトで記載されているのでこちらが導入された場合、より優秀なアプリになると考えられます。

②bold Subscription(ボールド サブスクリプション)

bold Subscription(ボールド サブスクリプション)

Bold SubscriptionはShopifyで最も利用者が多いサブスク・定期購買アプリです。
国内でも、食品・酒類・ペットフードや空気清浄機の交換フィルターなど多くのショップが導入しています。

■特徴

無料トライアルが2ヶ月と長く試用できるところが特徴でもありますが、Bold SubscriptionではShopifyだけでなく外部の販売チャンネルへ購入ボタンを埋め込むことができるので、幅広く顧客を獲得できるのが特徴です。
サイト内での表記は日本語にすることが可能ですが、設定、サポート対応などは英語となっています。

■主な機能

・商品ページ、チェックアウト画面の日本語化
設定やカスタマーサポートは英語となりますが、商品ページや顧客がカートに入れて移動するチェックアウト画面では日本語対応が可能です。

・決済プロバイダ多数
利用可能な決済プロバイダが多く、PayPal、WorldPay、MasterCardなど20を超えます。

・外部サイト、SNSヘ埋め込み可能なBuyボタンの作成
Bold SubscriptionではShopifyだけでなくSNSや他の販売チャンネルへサブスク・定期購買の購入ボタンを埋め込む事ができます。

・分析・レポートの作成
分析ダッシュボードが搭載されているので、顧客の分析をおこなうことができます。

・連携
Google AnalyticsやFacebook Pixelなどメジャーな機能との連携が可能です。

■費用

月額:49.99$
取引手数料:1%
無料トライアル:60日間

※導入には注意が必要です。
Bold Subscriptionsでおこなう定期決済はShopifyを経由していないので、このアプリだけで決済まで完結しません。
定期購買用の決済をBold Subscriptionsとshopifyで紐付け適用するにはStripeアカウントが必要となります。
※Stripeアカウントはコチラから取得できます。

③PayWhirl (ペイワール)

PayWhirl (ペイワール)

paywhirlはShopifyのチェックアウトから直接サブスク・定期購買の商品を購入することができます。
サブスク・定期購買APIを利用して、全てをShopifyで完結させることを可能にしたサブスク・定期購買アプリです。

■特徴

一番の特徴はShopifyのサブスク・定期購買APIを介してShopifyのチェックアウトから顧客が直接購入することができるので、別のサイトにリダイレクトする必要がないことです。
顧客のカゴ落ちや離脱を防ぐにも頼もしいサブスク・定期購買アプリです。

■主な機能

・顧客が管理できる
支払い情報の登録やアカウント情報、支払いプランなどサブスク・定期購買をおこなうための全てをShopifyで一括管理できます。

・各種ページへの統合
paywhirlは商品ページ、チェックアウトページだけでなく、カートやテーマにも統合されているのでショップの雰囲気を壊すことなく顧客が買い物をおこなえます。
商品ページでも購入ボタンやプランの表示が可能なので、Shopifyで全てを完結させることができます。

・自動割引の設定
サブスク・定期購買で購入した顧客には、商品を10%引きなど自動で割引の適用をすることが可能です。
このような割引は顧客のリピート、継続に繋がる重要な機能ともいえます。

■費用

paywhirlには取引手数料が発生しません。
月額
プロ:9$
プラス:49$
ウルティメイト:249$

④ReCharge(リチャージ)

ReCharge(リチャージ)

ReChargeはサブスク・定期購買専門アプリメーカーから開発されたShopify向けアプリです。
API実装により独自のサブスクリプションを設定することができます。
一部日本語化されていない部分があります。

■特徴

多くのShopifyショップに利用されているので、他のアプリとの互換性が高いのが特徴です。
また、購入のスキップ、再スケジュールや曜日指定なども顧客側でかんたんにおこなえます。

■主な機能

督促処理
支払い情報の更新に失敗した請求を再試行してくれます。
また、期限切れ間近のカードを利用した顧客へのメールも可能です。

・割引設定
初回購入、またはリピート注文での割引設定が可能です。

・便利な連携
ReChargeは様々なアプリと連携が可能でShopifyの顧客アカウント、チェックフローとの連携が可能となっています。

・顧客の管理が可能
顧客自身でサブスク・定期購買の設定をかんたんに変更することができます。

■費用

月額
スタンダード:60$
プロ:300$
取引手数料:100,000$分まで無料、以降スタンダードは1%+5セント/都度 、プロは1%+19セント/都度となっています。

無料トライアルで試用してから導入を決める

今回Shopifyで導入できるサブスク・定期購買機能アプリを4つ比較ました。
日本語対応と未対応では慣れるまで業務効率がなかなかあがりません。

無料トライアルで操作方法に慣れる事は大事ですが、その後のカスタマーサポートやフィードバック、要望などを考えると日本語フルサポートの定期購買のアプリが良いと判断する方もおられると思います。

サブスク・定期購買アプリは一度導入してからすぐに変更するにも仕様が異なり、また業務効率が安定するまで時間がかかってしまいます。
サブスク・定期購買は安定した売上を立てる上では重要な販売方法ですので、導入する前に無料トライアルで隅々まで機能を調べて、どのアプリが自身の商品販売に適しているかを比較・選定することが重要です。

まずは無料トライアルで実際に利用してみましょう。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。