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売れる!ネットショップ(ECサイト)の年間セールススケジュール

売れる!ネットショップ(ECサイト)の年間セールススケジュールの作り方

ネットショップ(ECサイト)の売上を拡大する施策として、「キャンペーン」や「イベント企画」の実施があげられます。

売れているネットショップ(ECサイト)は、これらのキャンペーンを場当たり的に実施しているのではありません。しっかり「年間セールススケジュールを立て、適切な時期を見極めて実施しています。

今回はそんな「売れる!ネットショップ(ECサイト)の年間セールススケジュールの作り方」をご紹介いたします。

ネットショップ(ECサイト)の年間セールススケジュールとは?

ネットショップ(ECサイト)の年間セールススケジュール(販促計画)は、年間目標売上を達成するために設定します。どのような企画を実施して集客し、商品を購入してもらうか、年間を通して計画しているのです。

商品によっても異なりますが、どんなキャンペーンにするのか、どういった時期に実施するのか事前にイメージを固めることが大切です。

キャンペーンイメージ

キャンペーンイメージ

商品を値下げする特価キャンペーンなどは、企画しやすいキャンペーンです。他にも季節ごとのキャンペーンや、ショップの周年を祝うキャンペーンなどといった、ショップ独自のキャンペーンも企画できます。

ネットショップ(ECサイト)年間セールススケジュールのサンプルイメージ

ネットショップ(ECサイト)年間セールススケジュールサンプル

キャンペーンは実施する前に告知期間が必要です。

ゲリラ的にキャンペーンを実施するのも効果が上がる場合もありますが、事前に告知すれば集客に繋がることもあるので、基本的には告知期間を設けるべきでしょう。告知期間にはバナーや告知用メール文、ページを制作します。

見切り発車で実施したキャンペーンは、中途半端なキャンペーンに終わってしまう恐れもあります。事前に年間を通して企画することキャンペーンを決めておくことが重要です。

ネットショップ(ECサイト)年間セールススケジュールの作り方

ネットショップ(ECサイト)年間セールススケジュールの作り方イメージ

キャンペーンの実施を検討する際には、1つのキャンペーンだけでなく、年間を通してセールススケジュールを計画しましょう。売上アップを目指すのはもちろんですが、トラブルを防ぐことにも繋がります。

注意点やポイントを順序立てて解説しますので、年間スケジュール作成の参考にしてください。

①繁忙期・閑散期・通常期を把握する

年間セールススケジュールを立てる際にまずは自分のネットショップ(ECサイト)の繁忙期がいつかをおさえましょう。

なぜかというと、繁忙期にとる対策と、売り上げが落ち込みやすい閑散期、そして通常期、それぞれ戦略を練る必要があるためです。

例えば、繁忙期にさらにキャンペーンを増やして行うと、在庫切れを起こしたり、スタッフの手が回らなくなってしまったりとトラブルが発生するリスクが考えられます。

ポイントは年間を通してバランスよく売り上げがあがるようにキャンペーンを企画することです。

そのため、いつが忙しくなるか、または暇になるかをある程度予測しておきます。

年間セールススケジュールを立てる際、まずは自分のネットショップ(ECサイト)の繁忙期がいつかを把握しましょう。

ネットショップ(ECサイト)の繁忙期と閑散期、さらには通常期、それぞれの期間で実施すべき運営戦略は異なります。場合によってはトラブルに繋がることもあるため、計画を建てる際には注意が必要です。

例えば、繁忙期にキャンペーンを増やしてしまうと、在庫切れを起こしたり、スタッフの手が足りなくなってしまうなどといったトラブルが起こる恐れがあります。

リスクをとれば、さらなる売上アップを見込める可能性もありますが、非常に危険な考え方です。年間を通して売上のバランスが良くなるようにキャンペーンを計画しましょう。そのため、ある程度売上の予測を立てることも必要です。

②一般的なイベントで絡めるものをチェック

次は誰もが知っているイベントを確認し、自分のネットショップ(ECサイト)と相性が良いものを考えましょう。

イベント時は顧客の購買意欲が高まりやすい時期でもあるので、集客面でもメリットもあります。特定の時期にキャンペーンを継続すれば、毎年購入が期待できるリピーターになってくれる可能性も。

代表的なイベントは以下の通りです。

  • 1月:正月・成人の日・初売り
  • 2月:お花見・バレンタインデー・節分・受験・花粉症
  • 3月:ホワイトデー・卒業式・ひな祭り・送別会
  • 4月:新生活・お花見・エイプリルフール・入学
  • 5月:母の日・ゴールデンウィーク・紫外線対策
  • 6月:梅雨・ブライダル・父の日
  • 7月:ボーナス・海の日・夏休み・七夕
  • 8月:夏バテ・お中元・残暑見舞い・夏祭り
  • 9月:敬老の日・お彼岸・シルバーウィーク
  • 10月:ハロウィン・紅葉・日本シリーズ・運動会
  • 11月:勤労感謝の日・ボジョレーヌーボー解禁・七五三
  • 12月:クリスマス・大晦日・ボーナス・お節

キャンペーンを実施できそうなイベントはネットショップ用のカレンダーに記入し、一目でわかるようにしておきましょう。必ず役に立ちます。

③便利な販促カレンダーも活用

前述した一般のイベントに加えて、業界別や地域別の販促カレンダーに記載されているイベントもおすすめです。こちらも相性の良いものがないか探しましょう。

yahoo!公式ラーニングポータルページイメージ

URL:https://ads-promo.yahoo.co.jp/online/calendar/

こういったイベントも“いま買いたい”と思わせる動機付けになり、集客が期待できます。ショップとマッチするイベントがあるなら、売上アップのために積極的に計画しましょう。

④オリジナルのセールスイベントを考えてみる

ネットショップ(ECサイト)によっては、前述した一般的なイベントにあまりマッチしないケースもあります。そういった場合はあなたのショップ独自のイベントを作ってしまいましょう。

一般的なイベントの時期を外してキャンペーンを実施することで、他のショップとの差別化になる可能性もあります。

例えば以下のようなイベント案があげられるので、参考にしてみてください。

  • ネットショップ(ECサイト)オープン記念日
  • ネットショップ(ECサイト)の○周年記念
  • 毎月○日はポイント△倍!
  • 毎週○曜日は送料無料
  • 利益還元セール
  • 訳ありセール(大量仕入れのためなど)

良いイベント案が思いつかない場合は、他のネットショップが実施しているキャンペーンを調査してみましょう。

特に毎年他店が実施しているキャンペーンは、顧客の反応が良いというデータに基づいて実施している可能性があります。同業者の研究も怠ることなく、売れているショップの良いところは吸収しましょう。

新規顧客と既存顧客に分けてキャンペーンを考えてみる

新規顧客と既存顧客、それぞれに向けて別々のキャンペーンを実施するのも効果的です。

例えば、新規顧客に向けたキャンペーンであれば、母の日お中元クリスマスなどといった誰もが知っている記念日のほうが馴染みやすく、購買のハードルが下がります。

一方、既存顧客に対しては、ありふれた記念日よりショップ特有の特別感のあるイベントが好まれるでしょう。「ショップの◯周年キャンペーン」や「会員限定シークレットキャンペーン」など、ショップを利用していることで恩恵が受けられるキャンペーンや顧客がVIP待遇感を持てるサービスを提供してみましょう。

また、告知の方法も新規顧客と既存顧客で変更しましょう。新規顧客を獲得したいのであれば、有料の広告やSNS・Webメディアへの露出を意識した戦略が必要です。

既存顧客へのキャンペーンなら「メルマガ」や「同梱チラシ」「ダイレクトメールなどが主流です。さらに顧客にキャンペーンを広めてもらえるように、「キャンペーンの告知をリツイートすると、対象商品さらに5%引き!」といったイベントを実施するという手段もあります。

年間セールススケジュールの組み方

カレンダーイメージ

スケジュールには余裕を持たせる

大きく売上を伸ばすためには戦略的にキャンペーンを企画していく必要があります。大型キャンペーンの際は、少なくとも実施日までに2ヶ月〜3ヶ月の準備期間を設けるようにしましょう。

この準備期間とは、「企画・準備・告知を実施する期間です。余裕を持って設定しておかないと、不足の事態が起きてしまった際に対応できません。告知の効果を十分に引き出すためにも、十分に期間を空けておく必要があります。

また、実際に準備を始めると、想定よりも時間がかかってしまうことはよくあることです。どれくらい時間がかかるのか、十分にシミュレーションしておくことをおすすめします。

具体的なキャンペーン内容を決めて準備期間を検討する

次にどんなコンセプトでキャンペーンやセールを実施するのか、具体的に内容を決めましょう。例えば、ポイント還元・値引きセール・プレゼントキャンペーンなど、候補はさまざまです。

大枠を決めたら、具体的にどれだけ値引きするか、どんなフローで対応するか、細かい部分を詰めていきましょう。

プレゼント企画を実施するのであれば、プレゼント用のノベルティの準備が必要になる場合もあります。自社で準備するのが難しければ、業者に相談することも検討すると良いでしょう。

もちろんコストがかかってしまいますが、外注することで理想的に準備を進められます

告知は1ヶ月前からが目安

告知はイベント実施日の1ヶ月前からスタートするのが一般的です。ただし、広告を掲載する場合は、もっと前に準備するケースもあります。

予算をかけて実施するキャンペーンの際は、不足の事態に備えて、スケジュールに余裕を持って取り組みましょう。余裕を持てる準備期間にしておくことで、告知期間も融通を効かせることができます。

スケジュール管理はオンラインカレンダーがおすすめ

大まかな年間計画が決まったら、それを実行するための月間計画を詰めていきましょう。カレンダーに直接書き込むのも良いですが、複数のスタッフで管理するなら「Googleカレンダー」などのオンラインカレンダーが便利です。出先や携帯電話からでも確認ができ、編集も簡単です。

まとめ:年間セールススケジュールのコツ

セールススケジュールを組み立てるコツは、年間スケジュールにバランス良くキャンペーンを振り分け、費用がかかるものと無料でできるものを一目でわかるようにしておくことです。

販促にコストをかけすぎてしまうことを防げますし、スケジュールによって外注する必要があるものも一目瞭然です。

さらに、他店がどのようなキャンペーンを実施しているかを常に調査しながら、翌年のキャンペーンをより良いものにするため、必ずメモしておきましょう。

1年目はキャンペーン実施に精一杯で、慌ただしく準備することになる可能性がありますが、2年目以降は1年目の内容をテンプレート化し、準備を楽にできます

改善できるところは改善し、オリジナルのセールススケジュールを作って、磨きをかけながら売上を伸ばしていきましょう!