Googleマイビジネス(GMB)とGoogle広告の連携と活用方法
Googleマイビジネス(GMB)はGoogle広告と連携することでGoogle検索・Googleマップ検索の結果に広告の表示が可能となり集客率をアップさせることができます。
今回はGoogleマイビジネス(GMB)を最大限に活用し、集客率を上るためにもおこなうべきGoogle広告との連携、そして広告配信方法を紹介していきます。
※2021年11月5日、Googleマイビジネス(GMB)はGoogleビジネスプロフィールへと名称が変更されています。
もくじ
Googleマイビジネス(GMB)とGoogle広告の連携・広告配信方法を解説
【Googleマイビジネス(GMB)とGoogle広告の役割
Googleマイビジネス(GMB)
Googleマイビジネス(GMB)はユーザーがGoogle検索、またはGoogleマップ検索をおこなった検索結果に自社ビジネスの基本情報が表示されるツールで、最新情報や特典、イベント、商品などの情報を追加して表示させることができます。
Google広告
Google広告はリスティング広告、ディスプレイ広告、動画広告といったGoogleが運営するインターネットで広告がおこなえるツールで自社ビジネスの集客アップを図ることを目的として利用されます。
上記2つのツールを連携させることでどんなメリットがあるのかを解説していきます。
Googleマイビジネス(GMB)とGoogle広告を連携させるメリット
Googleマイビジネス(GMB)とGoogle広告を連携させるメリットとして以下の3つがあります。
1・来店コンバージョンの計測
2・住所表示にオプション機能
3・エリアを絞った広告の配信
3つのメリットそれぞれの詳細を解説していきます。
来店コンバージョンの計測
来店コンバージョンの計測とは、Google広告が実際に来店へのコンバージョンへとつながっているのかを把握、調べることができるので、どんな広告が効果的に来店へつながっているかを判断することができるようになります。
来店コンバージョンは完全に来店につながった結果のみ計測するのでシンプルでわかりやすいといえます。
また、来店コンバージョンの計測に関してプライバシを保護しながらユーザーが実店舗へ来店したことと広告のエンゲージメントと紐付けられます。
来店コンバージョンの精度に関してもGoogleでは来店が発生したと思われるデータをシステムが捉えると集計データの精度をあげるために一部のユーザーへアンケートをとります。
現在アンケートモニターは500万人以上おり、それらのデータに基づいて来店コンバージョンの計測が計測されています。
Googleマイビジネス(GMB)はGoogle広告と連動することで来店コンバージョンを利用して広告が効果的かを判断することができるようになります。
住所表示にオプション機能
Googleマイビジネス(GMB)とGoogle広告を連動させることで、表示される住所のオプションが利用できるようになり、店舗・施設の営業時間。行き方、写真、電話番号の基本情報のリンク、さらにPC・スマホそれぞれの表示に以下のような追加情報が掲載されます。
・PCで検索した場合のオプション表示:店舗の住所とクリックできる電話暗号ボタン
・スマホで検索した場合のオプション表示:市町村区の表示と検索地点から店舗までの距離
これらによってユーザーが店舗・施設を検索することで更に詳細の情報が確認できるようになるので来店率を高めることが期待されます。
特定のエリアへの広告配信
Googleマイビジネス(GMB)とGoogle広告の連携で、店舗・施設から一定の距離にいるユーザーに対して広告が配信ができるようになります。
また、複数の異なるジャンルAとBのお店を経営していた場合、会社名にAのお店だけを表示させるフィルタを作成することで、Aのお店だけのキャンペーンや特典などを個別で広告で表示させるといったエリアを限定したフィルター機能が利用できるようになります。
Googleマイビジネス(GMB)とGoogle広告の連携方法
①Google広告のトップページの左にあるメニューから【広告と広告表示オプション】をクリックし【広告表示オプション】をクリックします。
②下記画像の箇所の【住所表示オプション】をクリックします。
③【Googleマイビジネスアカウントを選択してください】の下に連携するビジネスが表示されるので選択します。
※別のGoogleマイビジネスのアカウントで連携する場合はそのアカウントのメールアドレスを入力します。
④選択、またはメールアドレスの入力が終わったら下記画像のように【続行】をクリックして連携が完了となります。
連携したGoogleマイビジネス(GMB)とGoogle広告の活用方法
住所オプションのフィルタリング
Googleマイビジネス(GMB)とGoogle広告の連携をすることで、Googleマイビジネス(GMB)の設定した情報をGoogleマップやGoogle検索Google広告で表示させることができるようになります。
ビジネス名の表示
Google広告で表示させるビジネス名の設定は【Googleマイビジネス(GMB)の登録と設定方法】の「Googleマイビジネス(GMB)の登録方法手順」にて解説していますので、ご活用くださいませ。
ラベル機能の設定
Googleマイビジネス(GMB)とGoogle広告を連携させて複数のビジネスを管理する際にGoogle広告のラベル機能を利用すると便利です。
ラベル機能を使うことで複数のGoogleマイビジネス(GMB)に登録している場合、各ビジネスをグループ分けすることができるのでラベルでグループ分けしておくことで検索の際にフィルタリングが可能になります。
例えば中華料理2店舗、イタリアン2店舗経営してそれぞれGoogleマイビジネス(GMB)に登録している場合は中華料理とイタリアンでグループ分けができます。
ラベルを使うメリット
10店舗以内の店舗数であれば管理も難しくありませんが、全国展開など広いエリアで20や30店舗など多くの店舗を管理する場合、1つだけマイビジネスの情報を変更する際など該当するマイビジネスを検索するのに時間がかかってしまいます。
そんな時、ラベル機能を利用すると便利です。
ラベルを東北、関東、北陸などでグループ分けしておくことで下記画像赤枠箇所の検索から簡単に検索できます。
例えば赤枠の箇所に「東北」と入力すれば、東北エリアで登録している店舗全てが候補で表示されます。
また、店舗のカテゴリでグループ分けすることで同様に同じカテゴリの店舗の表示なども可能です。
ラベルの設定方法
①Googleマイビジネス(GMB)にログインします。
②左側メニューより【情報】をクリックします。
③下記画像の上級ユーザー向けの情報のセクションでペンマークの編集をクリックします。
④設定したいラベルの名前を入力します。
ラベルは①つの店舗につき10個まで設定が可能です。
⑤ラベルの入力が完了したら【適用】をクリックすればラベルの登録が完了です。
Googleマイビジネス(GMB)の情報更新はしっかりおこなう
今回Googleマイビジネス(GMB)とGoogle広告の連携方法と活用方法について解説しました。
Googleマイビジネス(GMB)とGoogle広告を連携させることで検索エリアから近い店舗が広告として表示され、店舗をユーザーの目に触れる機会を増やすことができ、情報をみて来店する人数の増加が見込めます。
また、ラベルを機能を利用して複数の店舗の一元管理もおこなえる便利なツールです。
しかし、各店舗の情報をこまめに更新しなければ、ユーザーが正確な情報を得ることができず、来店しても思った感じではなかったと思われてしまいます。
Googleマイビジネス(GMB)は口コミ機能もあるのでユーザーが満足する口コミを書きたくなるよう店舗の情報は常に最新に、そしてこまめに更新するようにしましょう。