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ネットショップ(ECサイト)送料無料の仕組みとは?送料の決め方を解説

ネットショップ(ECサイト)送料の決め方 送料無料の仕組みとは?

ネットショップ(ECサイト)の送料設定は慎重に決める必要があります。

ジャストシステムがおこなった調査結果によると、カゴ落ち(買おうとしたがカート画面で買うのを止めた)の理由で最も高いのは「送料にかかる費用が高かった」(35.8%)という回答です。

ネットショップ(ECサイト)カゴ落ち理由

引用元:https://netshop.impress.co.jp/node/5163

送料は、ショップの売り上げを大きく左右する一因となり得ます。

本記事ではこれからネットショップ(ECサイト)を始める方に向けて、どんな風に送料設定を考えればよいのか、また、よくある送料無料の仕組みなど、送料設定の決め方を解説いたします。

 

ネットショップ(ECサイト)の主な送料設定5パターン

5つの送料パターン(全国一律、配送地域別、送料無料、条件付送料無料、配送手段)

ネットショップ(ECサイト)で採用されている送料設定のパターンは大きく5つあります。

それぞれの設定内容、メリット、デメリット、設定の注意点をご説明します。

 

①全国一律の送料金額設定

ネットショップ(ECサイト)全国一律送料設定

全国一律で同じ送料にする方法です。

設定例:
「送料は全国一律700円」

メリット:
購入者にも運営者にも分かりやすい

デメリット:
運営者が損をしないように設計しないと赤字になる

設定の注意点:
全国一律の送料を決める場合は配送料の平均をしっかり調べ、赤字にならないボーダーラインを設定することが大切です。

設定方法:
配送料の全国平均 + 資材費 + 人件費 < 購入者に請求する送料
(各種経費に加えてマージンを追加して送料として設定する)

 

 

②配送地域別に送料金額を設定

ネットショップ(ECサイト)配送地域別送料設定

配送先までの距離に応じて、送料を設定する方法です。

設定例:

  • 首都圏: 無料
  • 本州: 500円
  • 九州・四国: 700円
  • 沖縄・北海道: 900円
  • その他離島: 要相談

メリット:

全国一律と違って配送地域ごとの金額を変えられるので、ショップへの負担が軽い

デメリット:
遠方の購入者が負担する送料が高額になってしまいカゴ落ちのリスクがある

 

設定の注意点:
遠方からの購入には運営側が送料を一部負担するなど、可能な限り購入者の負担を少なくする必要があります。

設定方法:
エリア別配送料 + 資材費 + 人件費 < 購入者に請求する送料
(各種経費に加えてマージンを追加して送料として設定する)

遠方の場合は
(配送料+資材費+人件費)-購入者に請求する送料×(1-◯%)= ショップ側で負担する送料

 

 

③送料無料

ネットショップ(ECサイト)送料無料送料設定

送料を運営側で負担するか、送料を含んだ商品価格にすることで送料を無料にする方法です。

メリット:
顧客にとってお得に感じられる

デメリット:
・商品価格に送料を含ませた場合、商品価格が高くなって売れない
・運営側で負担した場合利益が薄くなる

設定の注意点:
高額な商品または利益率が高い商品の場合は、送料分の金額を負担しても影響がそこまでないかもしれませんが、低価格帯の商品では無理がある場合が多いでしょう。

同ショップ内に、高額なものと低額のものがある際は、「一部商品は送料無料」などと分けるのも手です。

実際は次に紹介する「一定金額以上で送料無料」の方が主流となります。

 

④一定金額以上で送料無料

ネットショップ(ECサイト)一定金額以上で送料無料送料設定

一定金額以上の購入で送料を無料にするパターンです。

メリット:
・追加購入を誘発させ、1人あたりの購入単価が上がる
・ショップ側の負担も軽減できる

デメリット:
・遠距離配送の場合はショップ側の負担が大きい


設定の注意点:

トップページや商品ページの目立つ場所に「○○円以上で送料無料」とわかりやすく明記しましょう。
カート画面で、「あと○○円で送料無料!」と表示させて、ついで買いを促すのも効果的です。

自分のショップが、いくら以上で送料代金を負担してでもしっかり利益が出るか計算して設定します。

 

 

⑤配送手段ごとに送料を設定する

ネットショップ(ECサイト)配送手段別送料設定

発送する手段(ゆうパック、メール便、宅急便)によって送料を決めるパターンです。

メリット:
購入者が好きな配送手段を選べる
設定した送料を回収できて無駄がない

デメリット:
注文ごとに配送手段が変わるので梱包の手間が増える

設定の注意点:
メール便など料金が通常配送と変わる場合はあらかじめ配送料と金額を表示して選べるようにしましょう。

例)

  • ゆうパック: 900円
  • メール便: 300円

また、メール便などポストに投函されるタイプのものを使用する際は商品ページにその旨を記載しておくといいでしょう。

 

主流は一定金額以上で送料無料

先ほど紹介した「送料は全国一律で700円、ただし5000円以上の購入で無料」のように、一定金額以上で送料無料が主流です。

この送料パターンがお客様にもメリットを感じてもらい、ショップ側の負担も軽減できます。

何よりお客様の「ついで買い」を誘発して1回あたりの注文金額をあげる効果があるのがメリットと言えます。

送料を無料にするボーダーの金額を決めるときには、1回注文あたりの平均金額から少し上を設定するのがおすすめです。

 

 

送料の平均や相場はいくら?

大手ネットショップ(ECサイト)の場合

まずは大手ネットショップ(ECサイト)の送料設定を確認していきましょう。

サイト名 送料
Amazon
  • 合計代金が2000円(税込)以上の場合は送料無料
  • 2000円未満の場合は410円(北海道・九州・沖縄・離島は450円)
  • Amazonプライム会員は無料
楽天
  • 各店舗によって異なる
ZOZOTOWN
  • 送料は一律210円(税込)
  • 即日配送の場合は一律560円(税込)
ヤマダウェブコム
  • 合計代金が3300円(税抜)以上の場合は送料無料
  • 3300円(税抜)未満の場合は550円(税抜)
ヨドバシドットコム
  • 送料無料

※2021年6月時点

中小ネットショップ(ECサイト)の場合

ハンドメイドアクセサリーなどのケース

  • 定形外郵便→120円〜150円
  • 宅配便→700円〜1500円
  • 5000円以上で送料無料

Tシャツなどのアパレル雑貨

  • 定形外郵便: 300円〜500円
  • 宅配便: 800円〜1500円
  • 10000円以上で送料無料

 

上記から、販売サイトや販売アイテムによって送料の金額はバラバラで、どれが正解というものは存在しません。

自分のショップに合った送料を考える必要があります。

 

 

送料を安く抑えるコツは?

どの配送パターンでも、送料が購入者か運営者にかかります。できるだけ送料を抑えるにはどうすればいいのでしょうか。

配送業者ごとに送料を比較して安いところを選ぶ

例えば、重さ5kg以下で大きさは80cm(35x25x20cm)以下の荷物の場合このように比較ができます。

配送先 ゆうパック(郵便局) クロネコヤマト宅急便 佐川急便
東京→東京 1,030円 1,150円 1,045円
東京→北海道 1,530円 1,590円 1,485円

※実際の料金は各社のHPでご確認ください。

表でわかるように、東京から東京の近距離配送で言えば、3社の中でゆうパックが一番送料が安く、長距離配送で言えば、<佐川急便>が一番安くなることがわかります。

 

商品ごとに配達方法を変える

さらに送料を抑える方法として、商品ごとに配送手段を変えることも考えられます。

例えば、A4サイズで5kg以下の商品であれば、メール便を活用すると価格を抑えられます。

 

まとめ:送料は安さだけを追求しすぎることのないように

商品をお客様の手元まで届けることがネットショップ(ECサイト)の使命です。
出荷して終わりではありません。ただ安いからという理由で配送業者を決めるのはナンセンスです。
本当にポスト投函で大丈夫か?もしも紛失や破損などのトラブルがあったときに、どういった対処ができるのか、スムーズな対応ができるか、追跡番号でタイムリーに調べられるかなど、自分のショップに必要なサービスを正しく判断しましょう。

以上、送料の設定パターンや安く抑えるコツ、ポイントなどを紹介しました。

送料はキャンペーンなどを企画して、金額を変えたりすることも可能です。

送料は購入者が納得できてショップにもプラスになるように決めることが大切です。