ネットショップ・ECサイトでクレジットカード決済導入のメリットとは | ECサイト制作ネット

ホーム > お役立ち記事 > ECサイト制作・運営のノウハウ > ネットショップ・ECサイトでクレジットカード決済導入のメリットとは

ネットショップ・ECサイトでクレジットカード決済導入のメリットとは

ネットショップでクレジットカード決済を導入

ネットショップ・ECサイトでクレジットカード決済をおこなうメリット
近年ネットショップ・ECサイトの利用者が年々増加傾向にあり、利用者の利便性もクレジットカード決済やキャリア決済などの決済方法や配送日時の短縮など高くなっています。
今回はネットショップ・ECサイトにおける支払い方法で今や必須ともいえるクレジットカード決済を導入するメリット・デメリットなどについて解説していきます。

ネットショップ・ECサイトでクレジットカード決済を導入するメリット

ネットショップ・ECサイトにおける主な決済方法

ネットショップ・ECサイトの決済方法

今やネットショップ・ECサイトで支払いをおこなう際、様々な決済方法で利用者の都合に合った支払いが柔軟にできるようになっています。
まず、ネットショップ・ECサイトにおける一般的な支払い方法をそれぞれ紹介していきます。

・銀行振込

ネットショップ・ECサイトにおける最も一般的な支払い方法ともいえる銀行振込は、ショップ側が指定する銀行口座へ利用者が前払い、もしくは後払いで利用料金を振り込む方法で、クレジットカードのセキュリティ面を懸念する方もいることから、全体の約4割程度の方が利用しています。

振込先の銀行によって手数料に変動があるので、支払い額の合計に誤差が生じるデメリットもあり、ショップ側も振込確認作業が必要となります。

・キャリア決済

こちらもよく目にする決済方法だと思いますが、キャリア決済はNTTドコモ・ソフトバンク・auなどの携帯電話サービスの通信料金と一緒にネットショップ・ECサイトの利用料金を支払いすることができるサービスで、後払いに属します。
各携帯会社で登録したID・パスワードを登録することで決済処理が完了するので、購入手続きが簡単におこなえます。

また、決済額に上限が設けられており、5万円や10万円が一般的となっています。

・クレジットカード決済

ネットショップ・ECサイトの決済方法において最も多く利用されているのがクレジットカード決済です。
初回利用の場合クレジットカードの登録が必要となりますが、以降商品購入時にクレジットカードの提示にてクレジットカード会社が商品代金の立て替えをおこない、クレジットカードの利用請求時に支払いをする決済方法です。

ショップ側・利用者側ともにメリットがあり、ショップ側は商品代金の未回収防止につながり、利用者は購入時に支払い処理を完結させることができます。

・代金引換

商品配達時に配送員に商品代金あわせて代金引換手数料を支払うのが代金引換です。
商品代金は後日配送業者がショップ側へ受け取った商品代金を支払う仕組みとなっており、クレジットカードを持たない利用者がおこなう決済方法で、銀行振込同様4割近くの方に利用されています。

・コンビニ決済

利用者が最寄りのコンビニで商品代金を支払う決済方法で、商品購入時に発行されるバーコードや番号を利用してコンビニで支払いをおこないます。
コンビニ決済では前払い・後払いがあり、後払いの場合は商品に同梱されたコンビニ支払い用紙を使って支払いをおこないます。

ネットショップ・ECサイトでクレジットカード決済を導入する方法

ネットショップ・ECサイトでクレジットカード決済を導入する方法

ネットショップ・ECサイトにクレジットカード決済機能を導入する方法は2つあり、クレジットカード会社と契約する方法と、決済代行会社を利用する方法があります。
それぞれについて解説していきます。

①各クレジットカード会社と契約して導入

クレジットカード会社はVisa・MasterCard・JCB・American Expressなどのクレジットカードを管轄する会社と直接契約する方法です。
メリットは手数料が安く済むことですが、デメリットとして各クレジットカード会社と契約をおこなう必要があること、クレジットカード会社によって支払い日が異なるので、売上の管理も手間になってしまいます。

また、決済導入システムも各クレジットカード会社ごとに開発する必要があります。

②決済代行会社を利用して一括導入

決済代行会社は、決済サービス会社とショップ側の間で手続きを代行してくれるので、各決済サービスごとに管理をする必要がありません。
各クレジットカード会社ごとの契約は必要なく、支払い日も決済代行会社がまとめておこなってくれるので、一度の契約で複数のクレジットカード会社の決済を導入できます。

また、決済導入システムも決済代行会社に合わせるだけなので各クレジットカードごとに開発する必要がありません。
決済代行会社への費用が発生しますが、多くの手間を省いて導入、さらに運営をおこなうことができます。

ネットショップ・ECサイトでクレジットカード決済を導入するメリット

ネットショップ・ECサイトでクレジットカード決済を導入するメリット

既にクレジットカード決済での利便性は解説済みですが、ネットショップ・ECサイトでクレジットカード決済を導入するメリットを具体的に紹介していきます。

・販売機会が増加する

銀行振込や代金引換の場合、商品をほしいと思ったタイミングで一度所持金と相談する時間が発生し、場合によってはこの相談後にやっぱり購入しない、といった結果になるかもしれません。

クレジットカード決済ではネットショップ・ECサイトでほしいと思った商品を所持金と相談することなくサッと購入手続きまで完結することができます。
したがってやっぱり購入しない、といった結果になることが少なく、利用者への販売機会を増加させることができます。

・リピーター/継続購入者の獲得

ネットショップ・ECサイトを利用する人の多くはショップで商品を1度購入をしたらそれっきりであることがほとんどです。
つまり、ネットショップ・ECサイトの運営でリピーターの獲得は売上アップや安定させる上で非常に重要ということです。

クレジットカード決済ではサブスク(定期購買)や月額費用の支払いをする際、利用者が先の分までまとめて支払いや、都度支払いをする手間がなく簡単におこなえます。

・売上(単価)の向上

銀行振込や代金引換の現金払いでは使用額を目で確認することができますが、クレジットカードは使用額が目に見えず支払いを完了することができます。

このことからクレジットカード決済をこなった利用者の方が銀行振込や代金引換の場合にくらべて利用額が上がると統計でも出ています。
これはネットショップ・ECサイト限定でいえることではなく、飲食業や小売店などの実店舗にも共通していえることです。

したがって、クレジットカード決済を導入するメリットとして、売上(単価)の向上が見込めます。

・業務効率化

クレジットカード決済の導入は利用者の手間が省けるだけでなく、ショップ側も同様にいえることで大きなメリットがあります。
銀行振込の場合、利用者が振込を完了した確認を都度おこなわなければなりません。
また、代金引換においても、後日配送業者から売上が振り込まれるので同様の手間が発生します。

クレジットカード決済の場合はこれらを月1回の入金サイクルで集約することができ、振込の催促や確認対応も不要となるのでショップ側の手間が大幅に削減することができ、業務の効率化を図ることができます。

これに関してショップの規模が大きければ大きいほど効率化することができます。

ネットショップ・ECサイトでクレジットカード決済を導入するデメリット

ネットショップ・ECサイトでクレジットカード決済を導入するデメリット

ネットショップ・ECサイトでクレジットカード決済を導入することでのメリットは多くあると理解いただけたと思います。
しかし、メリットだけではなくデメリットも存在しますので、こちらもあわせて理解しておくと良いでしょう。

・手数料の発生

クレジットカード決済では契約するクレジットカード会社、更に業種や取り扱う商材、ショップの規模によって決済手数料が異なります。
また、クレジットカードリーダー端末機の導入にも初期費用が発生し、月額費用が無料でない場合もあります。
これは電子マネーでも同様にいえることです。

また、決済代行会社の申し込みに10,000円~50,000円ほど、月額費用で3,000円~8,000円ほど発生します。

・チャージバックの可能性

クレジットカードが保有者以外の第三者によって悪用され、利用代金の支払いに同意されなかった場合、チャージバックといって売上の取消がおこなわれてしまいます。

この場合、既に売りが立ったものであっても事業者は返金に応じる義務が生じるだけでなく、商品が返品されないため大きな損害となってしまいます。

クレジットカードの不正利用などによる被害は年々巧妙化されることもあり、後を絶ちません。
クレジットカード決済の導入にはこのようなリスクがあることも事前に理解した上で導入の可否を決断しなければなりません。

クレジットカード決済の導入前に細部まで確認を怠らない

今回ネットショップ・ECサイトにクレジットカード決済を導入するメリットを紹介しましたが、いかがでしたか?
クレジットカード決済は売上(単価)の向上や、売上の安定、業務効率を上げることなどメリットが多くありますが、ショップの規模が小さければ初期費用や月額費用で思ったように利益が発生しない場合もあります。

また、決済代行会社がどの決済方法を代行してくれるのかの確認も重要です。
クレジットカード会社のブランド数、コンビニ決済や電子マネーなど多くの決済方法がありますが、決済代行会社へ支払う月額費用と照らし合わせて本当にショップにとってプラスになるかを見極めなくてはなりません。

また、セキュリティ対策が万全であるかも重要なポイントです。
決済代行会社が個人情報をどのように管理し、漏洩防止などの対策をとっているかを確認し、利用者とショップ側が安全・安心に利用できるかを選定の上導入しましょう。

メリットだけでなくデメリットやリスクも合わせて把握し、ショップにあった最善の方法で導入することが重要です。