ネットショップ・ECサイトの制作は何がおススメ?Shopify(ショッピファイ)、BASE、STORES、メルカリShopsの違いを検証
皆様は、そろそろ自社のネットショップ・ECサイトを作ってみようと考えている頃でしょうか。
よく頂く質問の中で「 Shopify(ショッピファイ)・BASE(ベース) ・STORES(ストアーズ)と言った便利なサービスがあることは知っているけど、どれを選べばいいかわからない」と言った声があります。
本日は、料金やメリット/デメリットなど各サービスの特徴を比較しながら紹介します。
Shopify・BASE・STORESに加え、試験運用が始まり2021年9月から本格提供されるメルカリShops概要も紹介します。
では、早速見ていきましょう。
もくじ
1. Shopify・BASE ・STORES・メルカリShopsを比較してみよう
費用と手数料・決済手段・ネットショップ/ECサイトのカスタマイズ概要・海外対応・4サービスの特徴についてそれぞれ見ていきましょう。
1-1.費用と手数料
ネットショップ・ECサイト構築時の最初に知っておきたいのが費用や手数料かと思います。
まずは、初期費用・月額費用・取引手数料・決済手数料・入金手数料・入金サイクルについてみていきましょう。
ネットショップ・ECサイトを構築する際の初期費用は抑えられるものの、
月額費用は有料な分基本サービスが手厚く、無料のものは決済手数料や入金手数料が割高になる傾向があります。
記事後半では各サービスのメリット・デメリットを纏めていますのでそちらもご覧ください。
1-2.決済手段
続いて、一番気になる決済方法についてみていきましょう。
充実した決済方法はお客様の利用しやすさに直結するため、十分に検討する必要があるでしょう。
クレジットカード決済時の手数料が無料になる独自 ペイメントが利用できるShopifyは、ID決済も多くの種類に対応しており決済方法について一番充実していると言えそうです。
1-3.サイト概要
ネットショップ・ECサイト構築時、初訪問のユーザーは第一印象でサイトの充実度を判断します。
商品登録数・1アイテムについて登録可能な写真数・テンプレート数・ HTML/CSSのカスタマイズができるかどうかはサイトのデザイン性や商品の充実度に影響します。
SEO対策だけでなく独自ドメインは訪問するユーザーに自社のネットショップ・ECサイトだと判断していただくことに役立ちます。
SSLに対応することで安心してサイトをご利用いただけます。
このような内容を表にまとめました。
1-4.海外販売
様々な企業がネットショップ・ECサイト運用を通し海外展開を考えるタイミングも増えてきました。
いずれ必要になった時のためにも、対応している言語・通貨・配送・サポートについてまとめました。
海外展開に力を入れている Shopifyは英語以外でも展開できることが強みです。
外貨対応はBASEが一番多くの種類対応しています。
2.4つのサービスの特徴は?
比較表を見てどれも良いと思った方や一長一短あるなと感じた方もいらっしゃると思います。ここからは、各サービスのメリット・デメリットについて概要をピックアップしてみます。自社のネットショップ・ECサイト構築の参考にしていただければと思います。
2-1.本格的に始めるなら【Shopify(ショッピファイ)】
まず、本格的に始めるネットショップ・ECサイトにオススメのShopifyを見て行きましょう。
「SNS連携、SEO対策、グローバル販売などをすべて簡単管理。まずは14日間の無料体験を」とうたっているShopify。
メリット
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- プロデザイナーの作成したデザインの無料テーマが70種類以上
- HTMLやCSSへのフルアクセス含めカスタマイズも手軽で本格的
- Shopifyブログを使用可能
- お客様アカウント作成・情報管理・返金対応・多様な決済方法・
- メールテンプレートからSEO対策まで、通販に嬉しい機能を利用可能
- 14日の無料体験がある
比較記事を作成する中で、一番オススメだと感じたのが Shopifyです。
無料体験を通して便利な機能を素早く体験する中で、月額料金の分たっぷりとサービス内容やサポートを使いこなせているか検討が必要です。
デメリットほどではないが検討が必要な点
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- 月額料金が必要
- 通販事業を本格化する前提で計画しないと負担になる
ベーシック・スタンダード・プレミアムと3タイプのプランがあり、
プランごとの対応内容など詳細はShopifyサイトにてご確認ください。
2-2.手軽に始めるなら【BASE(ベース)】
続いて、手軽に始めるならオススメのBASEを見て行きましょう。
「手早く低コストでネットショップ・ECサイト構築するならBASE」とうたっているBASE。
メリット
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- とにかく手早く低コストで作成できる
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ただし、制限が多いのがデメリットとしてあげられそうです。
デメリット
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- 決済方法が他サービスより限定的
- 無料の場合テンプレート数が限られ、デザインの差別化にハードルがある
- 対応言語が英語のみ
BASEの利用は、ネットショップ・ECサイトより実店舗販売やSNSでの口コミ販売がメインの事業者が多い印象です。
2-3.中規模運営なら【STORES(ストアーズ)】
続いて、中規模運営にはオススメのSTORESを見て行きましょう。
「初心者でもかんたんに始められるサービスを幅広く提供」とうたっているSTORES。
メリット
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- ネットショップ開設時の基本機能は揃っている
前述した内容の中で、必ず使用する機能はあり、サービス内容もだんだんと充実しています。
しかし、現在は独自ドメインは有料プランのみ使用可能です。
デメリット
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- 決済手数料が3.6%~5%と割高
- デザインカスタマイズに制限がある
- 対応外貨など海外展開には制限がある
サービス概要はSTORES機能一覧から確認できます。
2-4.フリマ販売をECで行うなら【メルカリShops】
続いて、2021年9月より本格始動するメルカリShopsについて見て行きましょう。
「スマホで簡単!独自の集客無しで、月間1900万人超のメルカリ利用者にネットで販売できる。初期費用・月額利用料無料」とうたっているメルカリShops。
メリット
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- 出店も出品もスマホひとつでOK
- 1,900万人がお買い物を楽しむメルカリで売れる
- ショップレビューの収集が可能
- フリマアプリと違い、値下げ交渉なし
現在、フリマアプリの延長でネットショップ・ECサイト事業を開始でき、もの作りされている事業者様向けとなっています。
ただし、一般的な ネットショップ・ECサイト利用者が想定する機能が一部存在していません
デメリット
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- 領収書の発行機能
- メール配信など、ショップを起点として購入者へ直接連絡を取る機能
- 商品の一括登録機能
- 商品の公開/非公開、在庫の追加/削除を自動予約する機能
- 各ショップメールがなく、メール配信が全て統一メールアドレス
- その他、記載がないものは問い合わせが必要
さらに、ガイドページは存在しますが、ネットショップ・ECサイトを本格的に運営する際に必要な詳細条件が公表されるのは本格始動してからのようです。
上記を考慮すると、メルカリアプリを活用されている事業者様がフリマアプリ感覚で「値下げなし」の通販事業を行う際には活用できるかと思います。
3.まとめ:Shopify(ショッピファイ)、BASE、STORES、メルカリShopsの違いを検証
本日は、そろそろ自社のネットショップ・ECサイトを作ってみようと考えている方向けに【Shopify・BASE ・STORES・メルカリShops】の4サービスについて、料金やメリット/デメリットなど各サービスの特徴を比較しながら紹介してみました。
各サービスの特徴から検討してみると、本格的に始めるなら【Shopify】・中規模運営なら【STORES】・手軽に始めるなら【BASE】・フリマ販売をECで行うなら【メルカリShops】でした。
各サービスの特徴と自社の通販規模や状況に合わせてサービスを検討してみましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました。次回の記事もお楽しみに。